


弊社が昨年より取組んで参りました、JAL“国際線ファーストクラス用 箸”のデザイン開発において、この度、米国のGOOD DESIGN AWARDS 2008を受賞致しました。
弊社では今回の受賞対象となりました箸をUD、ECO、Craftsmanshipの3つのテーマのもと開発を行いました。
『ひとりのユーザーのために生まれたデザイン –UD–』 strong>
今回のデザインの重要な土台を築いたのがUDへの研究として行った独自のプロジェクト“たったひとりのためのデザイン”です。障がいの有無に関わらず、ユーザーが日常的に本当に使いにくいと感じていることをテーマにデザインへのアプローチやプロセスを研究するという目的を持っています。
手指に障がいのあるひとりのユーザーのためにライフスタイルから嗜好にいたる調査・検証を行い、プロトタイプとなるデザインを完成させました。この過程はリードユーザーの考え方を我々に示唆するものでした。
この発想をもとに、より多くの人にとって使いやすく美しいラインの箸のデザインへと展開したのが今回の箸のデザインです。
リードユーザーの洞察からデザインを発想するトライポッド・デザインの理論が表現された好例と言えます。箸袋も日本の和紙の伝統的な折り方を元に、より取出しやすいよう取出し口を広く工夫しています。
『品質の高い端材を活かす –ECO–』 strong>
青森県のヒバ材は、ヒノキに似た香りの高さと抗菌性が特徴です。建材に用いられる質の高い素材の端材を用いて資源の有効活用に貢献しています。
『職人技による美しい仕上がり –Craftsmanship–』 strong>
持ちやすさ、使いやすさの要となるくびれたラインは、厳しい基準の中、一膳一膳手作業で仕上げる職人の技術によるものです。
トライポッド・デザインでは、今後もユーザーの洞察における独自のアプローチによって得られた気づきを大切にしてUDの研究や開発を行って参ります。何卒、引き続き皆様のご指導ご支援をお願い申し上げます。
※掲載画像は上から
上:JAL 国際線ファーストクラス用 箸
中:箸袋に入った状態
下:“たったひとりのためのデザイン”プロジェクトによる箸デザイン
GOOD DESIGN AWARDS 2008詳細に関しては下記サイトをご参照ください。
http://www.chi-athenaeum.org/gdesign/index.html(英語)
http://www.chi-athenaeum.org/gdesign/2008/tabletop/chopsticks.html(英語)