
PPPでは、商品のユニバーサルデザイン達成度を評価するチェックリストを使って、商品企画から、デザイン案、試作品、既存商品まで、そのユニバーサルデザイン達成度を評価します。
PPPは、開発者やデザイナーが、自分の意識を自分で客観視して評価するしくみです。従来の評価方法とはまったく異なる商品をめぐる意識に対する評価によって、商品づくりの意識を客体化し、デザインの商品づくりやより創造的な解決を促します。
PPPチェックリストは、デザインや企画の足かせとなる「条件リスト」ではありません。商品やデザインをつくりあげていく意識を客観化し、作り手の生きた意識としての「気づき」を促すものです。
PPPの評価結果自体は結論や結果ではありません。PPPは開発プロセスを支える有機的なしくみであり、すぐれた作り手に創造的ひらめきや解決法をもたらす考え方なのです。
PPPはひとつの専門に縛られない評価方法なので、企画・技術開発・デザイン・営業など、さまざまな立場から商品づくりにたずさわる人が、ひとつのテーブルで同時に議論できます。
PPPを使うことによって、全員が「様々なユーザーにとってのグッドデザイン」をあらためて共有できるようになります。現場に伝わりにくかった様々なユーザーの視点を、抵抗なくモノづくりにとり入れるためのツールです。
PPPチェックリストは、各企業のブランド戦略に沿った独自のガイドラインをつくり出すための原型(プロトタイプ)であり、独自のカスタマイズによって、より強力な力を発揮します。
企業の資産(技術力、開発力、ブランドイメージなど)を活かしてブランド力を高めるために、ユニバーサルデザインという思考と技術を商品づくりの中に取り込むためのツールです。
企画から開発、デザイン、生産に至るプロセスに沿ってPPPを活用することで、ユーザー視点を確実に取り込み、優れたユーザビリティを備えた商品を作り出します。
あるブランドの商品全体を評価し、各原則ごとに見た評価結果の中で、どこに特徴が出ているか、どこの意識が弱かったかを明確化することで、そのブランドのデザイン特性や弱点が浮き彫りになります。
商品群全体の傾向に対して、その商品がどのような特性を持っているかを明確化することによって、ブランド内で、あるいは競合商品に対して、その商品のもつ特性をより正しく把握できます。
評価作業をおこなっていく中で、個々の評価項目から、技術開発・デザイン開発の次なる課題、商品がめざすべき次のテーマやアイデアへとつながる発想が得られます。